株主総会等における主な質疑応答

第44期定時株主総会と株主懇談会(2024年6月22日)、東京株主説明会(同6月29日)における主な質問とその回答を要約して掲載しております。

  • 海外展開・出店
  • 新規事業
  • ガバナンス
  • 配当・優待
  • 企画・施策等

海外展開・出店

今後の海外展開について教えてほしい
今後10年間は、米国への投資・出店を中心に進める予定です。米国は基軸通貨ドルを擁し、一人当たりGDPが高く豊かであり、同国経済は今後も成長を期待できると思われる所、北米でのビジネスモデルを確立した当社にとって高い投資効率が期待できるからです。今後も大型モールを中心に出店を加速してまいります。
また、現在北米においては日本食が人気を博しており、同市場の成長が見込める状況にあります。そのため北米での出店に当たって、フードコートを強化し日本のB級グルメ等を提供し、競争力の強化を図ってまいります。アミューズメントにフードコートを設置した小型サテライト店舗の出店も検討することで、200店舗体制も可能と考えており、積極出店を進めてまいります。
なお、次なる候補地としては、東南アジアはクレーンゲームの規制の問題等があることから、EU及び英国が有望とは考えておりますが、上記状況から当面、米国への出店を進めてまいります。
海外展開にあたって、日本の人材で運用していくのか
米国、中国子会社共に日本人は数%であり現地の社員で運用しています。グローバル展開には、それぞれの国の状況に応じてそれぞれの国の人たちが「割と良い給料だよね、やりがいのある仕事だよね」と思っていただけるような会社を興した上で、継続的に給料が上がっていくような仕組みが必要と考えており、本年、持株会社体制に移行したのもこの考えによるものです。
他社を買収して事業展開しないのか
当社は「ラウンドワン」を作りたいと考えており、「ラウンドワン」を1から作っていくことに一番の力を入れたいと考えております。買収は内容により可能性はゼロではありませんが、競合他社さんが作られたDNAの入った店について、現状魅力を感じておりません。
日本、中国への出店は
日本においては、上記の通り米国への投資効率が高いことから、条件を厳選した上での出店を検討しておりますが、新居浜の高校生から出店を誘致いただくなど、まだ出店していない地域からの誘致の声をいただいております。現段階ではお断りをする返答をしておりますが、店舗の小型化や省力化、クレーン専業店舗などを検討し、今後も現在出店していない地方への出店の可能性を模索してまいります。中国においては、1店舗のみ黒字と厳しい状況が続いておりますが、アミューズメントを中心とする小型の利益率の高い店舗モデルを検討しており、さらに1店舗のテスト出店を予定しております。

新規事業

ラウンドワンデリシャス事業について説明してほしい
当社は、日本の素晴らしいコンテンツを北米に持ち込み、現地の人たちに広めることで米国事業の展開を進めてまいりました。当社には物件を探す、人を採用教育する、企画を立案する、運営マニュアルを作りトレーニングするといったことにノウハウがございます。
ラウンドワンデリシャスプロジェクトは日本の超高級、いわゆる有名で予約が取れないお店、最上位クラスの加盟店とチームを結成し、当社ノウハウを活用して、海外へ超一等級の和食を提供するプロジェクトです。
現在、北米における日本食市場はいわゆるブルーオーシャンであり、本格的な日本食を提供している店舗は非常に少ない状況です。また、米国において高級料理の単価は日本と比較しても高額であり、高い単価設定、収益率が期待できることから、非常に有望な事業となると考えております。

ガバナンス

社外取締役は株価向上のために当事業年度どのようなことを行ったか
社外役員の役割としては、株価を上昇させる前提となる内部統制の整備状況をモニタリングすることが重要となる所、従業員へのヒアリングや、重要案件への対応状況等の確認などを行い、内部統制の整備を確認しました。

配当・優待

配当性向について
配当性向に対する考えと今期の配当予想について、5月8日に開示しております。当社では配当性向の目安を概ね25%前後として、配当額を調整していくことを基本方針といたしました。今後も継続して業績向上に努め、株主様に還元できるように取り組んでまいります。
株主優待をもっと充実できないか
株主優待券は現在の当社サービスを株主様ならびにそのご家族に知ってもらうことを目的としております。優待については金額、内容はコスト等も併せて総合的に判断する必要があり、現在のバランスがちょうどよいと考えており、しばらくこの状態で継続させていただきたく考えております。

企画・施策等

ゲームカード導入の目的を教えてほしい
チャージカード方式については、現在一部店舗で導入させていただいておりますが、10円単位で様々な料金設定ができることにより、今後の消費税 増税などにあわせて値段が変更できることや、インパクトのある値下げの設定、時間帯等に合わせた柔軟な料金設定が可能となるメリットがあり、導入の目的であります。米国、中国ではすでに導入しており、日本でも通用する仕組みであると考えております。
ストリングピンの導入目的について
米国ではすでに多数の導入実績があり、公式試合でも使用可能との見解があるため、弊社でもまずは試験的に導入を進めてまいりました。部品数の少ない点や技術者の養成から確保までのコスト削減が最大のメリットであると考えており、導入の目的となります。現在導入している店舗では一定程度の成果が見られることから、順次導入を予定しております。
アプリの使い勝手が悪い。
改善を検討いたします。
会員ロッカーの期限経過時の対応に問題がある
支配人に対応を確認し、問題があるようであればしかるべき対応を検討いたします。
スポッチャの停止機器についてHP等で告知してほしい
リアルタイムの告知等はコストもかかる所、慎重に検討する必要があります。サービス向上について必ず少しずつ一番良いアイディアを出しながら、より良いサービスに近づいていけるように頑張ってまいります。